今回は高尾山の北尾根について解説させて頂きます。
高尾山の北尾根について
高尾山のバリエーションルート(登山において一般ルートとは異なり、より登攀が困難なルート)の一つでして知る人ぞ知るコースとなります。
高尾山山頂の北側を通る尾根からこの名前がつきました。
数ある高尾山のコースの中で山頂まで最短で行けるコースでもありますが、それだけに登りも厳しいコースとなります。
アクセス
公共交通機関
JR中央線、高尾駅北口下車
駅前の2番バス停から、小仏行きバスに乗車
日影下車、乗車時間は約10分ほど
時刻表はこちらを
1時間に1本程度出ております。
マイカー
いろはの森の登山口に当たる日影林道口に無料の駐車場があります。
10台ほど停められる駐車場ですが土日祝日は埋まりやすいので、土日祝に行かれる方は早朝に訪れることをお勧めいたします。
日影バス停からスタート
ここから登山口までは徒歩3分ほど。
こちらが入口となります。
こちらが駐車場になりますが、訪れたのが18:30過ぎでしたので車は一台も停まっておりませんでした。
駐車場からはしばらく林道を進んで行きます。
分岐1
こちらの分岐をいろはの森方面へ
いろはの森コースについてはこちらの記事をご覧ください。
ロープを超えてしばらく進むと
登山口
間も無くして右手側に登山口が現れます。
バリエーションルートなので案内標識はありませんが右手の赤い標識が目印となります。
北尾根は山頂まで直登するので高尾山の全コースの中でも随一の斜度を誇ります。
とはいっても私の感覚では「急登」まではいきません。
そしてバリエーションルートは踏み跡も不明瞭なコースが多いのですが北尾根は近年、利用される方が増えていることもあり踏み跡はこの通りはっきりしております。
道もこれといった分岐もありませんので、迷う可能性は低いと思いますが積雪期はノートレースになることも。
去年の今日は日影沢から高尾山北尾根〜高尾山ー小仏城山〜小仏城山北東尾根。期待ほど雪にならずに冷たい雨かと思いきや登り始めるとガッツリ雪があって、北尾根は狙い通りのノートレースが楽しめた。 pic.twitter.com/TCpqpfzRB0
— shin (@BLUSE_MAN) January 23, 2022
ただし、筆者取材時は蜘蛛の巣が張られていなかったのでやはりそれなりに登山者はいるものと思われます(夏の低山は登山者がいないとすぐに蜘蛛の巣だらけになるため)
登りで使うか下りで使うか、どちらがおすすめかと言われたらやはり「登り」となりますね。
北尾根は急ですので、下りで使うとやや危険度が増します。
特に路面が濡れていると下ではスリップしやすく、下りだと迷いやすいこともありこのようなバリエーションルートは登りで利用する方が安心です。
筆者は修行で何度もこの北尾根を使っておりますが、これまで人とすれ違ったことは2回のみでした。
静かな高尾山を楽しみたい方にはおすすめです。
昨日は半年ぶりの活動で、高尾山に登ってきました。登りは一番人の少ない北尾根。休憩を入れつつも45分程度で山頂に着いてしまうというかなりの急登で、コロナ自粛で弱っていた心肺機能ではしんどかった……。ちなみにすれ違いはゼロ。まあこんな急なとこ下る人少ないわな。 pic.twitter.com/PBtSUR9lId
— remmaya (@remmaya) August 31, 2020
北尾根の終着点は5号路です。
ここまでくれば山頂まではあと少し。
高尾山山頂へ
登山口からは30分ほどで到着いたしました。
最後に
初心者向けではありませんが、ある程度山に慣れている人であれば問題ないでしょう。
北尾根の良いところは自然のパワーの濃度の濃い、という点もあります。
他のパワースポットでも言えることですが、基本的に人が多ければ多いほど人の雑念などでパワーは弱まってしまうものです。
ですのでパワースポットでの基本は「人の少ない日時を狙って訪れる」ことです。
ただし、高尾山のような大人気のパワースポットは混雑しやすく、せっかく訪れてもあまり良いパワーをいただけずに帰ってしまう方も多いです。
ですのでパワーを得たいというのであれば北尾根のような人の少ないマイナーなコースを利用するのがおすすめです。
北尾根は他のコースと比べ明らかにパワーの濃度が濃いので高尾山本来のパワーがいただけるような気がします。
