今回は高尾山のコースの一つである四号路について解説させていただきます。
高尾山 四号路とは
約1.5kmの1号路の北側に整備された登山道で「吊り橋コース」としての名でも親しまれております。
たまに誤解されている方もいるようですが、麓から山頂まで続いているコースではございません。
アクセスとしては一号路、または病院裏コース(上級者コース)、蛇滝コースから二号路を経由してアクセスすることになります
今回はその中でも比較的わかりやすく、アクセスしやすい蛇滝コースからアクセスする方法を紹介させていただきます。
蛇滝コースからスタート
蛇滝コースの詳細はこちらの記事をご参照ください。
中腹にはコースの名前にもなっている蛇滝があり申し込む事で滝行を行うこともできます。
高尾山にある高尾山薬王院は真言宗智山派の大本山で、正式名称「高尾山薬王院有喜寺」(たかおさん やくおういん ゆうきじ)と…
修行者以外は滝に近づくことはできません。
分岐1
こちらの標識に従って二号路・四号路方面へと進んでいきます。
やや急な階段。
濡れている時は滑りやすいのでスリップに注意です。
道幅の狭いトラバース。
片側は切れ落ちておりますので滑落に注意。
分岐2
ここから四号路に入ります。
標識に従い四号路方面へと進みます。
四号路に入ると道幅がやや広くなり、歩きやすくなります。
注意箇所。
濡れていると滑りやすいので濡れている時はゆっくりと通行しましょう。
吊り橋
四号路名物の吊り橋です。
正式名称は「みやま橋」です。
あまり長くはありませんが、本格的な吊り橋です。
ただ、あまり揺れもなく高度感も無いので高所恐怖症の方でもいけると思います。
分岐3
高尾山山頂方面へと進みます
ここではじめてベンチが出てきます。
こちらの階段が出てきたらもう間も無く一号路に合流します。
上の階段を登り切ると一号路へと出ます。
ここまできたら山頂まであと少しです。
山頂へ
筆者取材時は19時ごろでしたので人もまばらでした。
四号路は危険?
高尾山だからとなめてかかる方もいらっしゃるようですが、四号路では滑落死亡事故も起きております。
高尾山4号路で下山中に、滑落死と見られる御遺体を発見しました。 私に出来る事は通報する事だけでしたが、その時の行動の…
基本的に山は危険な場所ですので、標高や人気に関係なくどんな山でも危険だと認識して登るようにすると良いでしょう。
ただ、四号路に関しては大きな危険箇所はございません。
道幅も広く、しっかりと整備されているので注意しながら歩けば問題ないでしょう。
もちろん、鎖場・岩場、迷いやすい所などもありません。
強いて言うのであれば最後の分岐点に注意でしょうか。
たまに山頂方面ではなくいろはの森方面へと降りてしまう方がいるようです。
いろはの森に降りてしまうと裏高尾に出てしまうので、駅まで戻るのがやや困難になります(バスはありますが本数は少ない)
ですので分岐点では立ち止まってしっかりと確認してから進むようにしましょう。
四号路はスニーカーでも平気?
スニーカーでも問題無いとは思いますが、道が濡れている時は滑りやすいので注意が必要です。
どのような山でもスニーカーでも登ろうと思えば登れてはしまいますが、やはりグリップが効かないので登山靴・ハイキングシューズの方が安全ではあります。
ただ、四号路はお伝えしたようにしっかりと整備されておりますのでなれている方であればスニーカーでも問題ないでしょう。
最後に
四号路は吊り橋があることから高尾山のコースの中でも人気コースの一つとなっております。
ですので土日祝は避けた方が無難です。
または早朝に訪れるなど時間帯を工夫することもお勧めいたします。