今回は宝永山について解説させていただきます。
宝永山とは?
宝永4年(1707年)の宝永大噴火で誕生した、富士山最大の側火山です。
標高は2,693 m
アクセス
最短は富士宮口新五合目ですが、今回は御殿場駐車場からの周回ルートを紹介します。
バス利用の場合はこちらを
富士山御殿場口新五合目へバスでアクセスする方法をまとめました。…
コース紹介
今回紹介するのは御殿場駐車場をスタートしまた駐車場に戻ってくるという一周12キロほどの周回コースです。
スタートからしばらくは潤いのある森林を歩きます。
富士山というとあまり森のイメージはないかもしれませんね。
しかし、標高1700m以上の亜高山帯ではカラマツ、ミヤマヤナギ、ミヤマハンノキ、ダケカンバなどが進出して陽樹林を形成し、やがてシラビソやコメツガなどの陰樹林へと遷移してゆきます。
標高800mから1700mあたりの夏緑樹林帯では溶岩流にはヒノキ、砂礫地にはカラマツなどの先駆種の森が形成され、樹木が世代を重ねてゆくとブナやミズナラなどの落葉広葉樹が中心の混交林へと遷移してゆきます。
1707年の宝永噴火後、カラマツを先頭に標高2140mの第三火口まで森林が回復してきているそうです。
この森は非常にアーシングに適しております。
素晴らしい富士山のエネルギーが土に、森に溶け込んでおりますので木々に触れたり、裸足で土の上を歩く事でリカバリー・ヒール効果が得られるでしょう(詳しくは後述します)
森林限界を超えると一気に景色が変わります。
荒々しくも美しい、地球とは思えないような景色に目が奪われるでしょう。
しかしここからが厳しくなるところでもあります。
トレイルは滑りやすい砂礫に変化しますので、慣れていないととにかくずるずると滑るはずです。
ですので一般の方はトレッキングポールを持参することをお勧めいたします!
ご覧の様にこの日は非常に晴天に恵まれ、大迫力の富士山もくっきりと見えたのですが非常に風が強く、かなり厳しい環境でした。
ですが修行をするには絶好の環境でもありました。
山頂付近に差し掛かると雲海が見れます。
スタートから二時間ほどで山頂に到着しました。
見事な雲海
目前へと迫った富士山の山頂。
が、今回は山頂までは行きません。
山頂ではしばらく滞在し、日の光をチャージしておりました。
標高が2700ほどあるので紫外線の量は下界とは比べ物にならないほどに多いので、紫外線対策は必須ですが
標高が高い場所だと日の光の持つやる気や活力を増強する効果が増します。
下山は大砂走りです。
上りとはうってかわってまさに滑る様に降りることができます。
こちらはまだ雲の中ですが
雲を抜けると一気に視界がひらけます。
ただし靴の中に砂が入りやすいのでスパッツはあったほうが良いでしょう。
この後は駐車場まで戻りました。
総評
富士山は山に興味がない方でも、日本人であれば知っている日本人の心の山ですよね。
どこからみても均整のとれた美しい山容はいつの時代も私たちを魅了してやみません。
最近は海外からの評価も高く、世界遺産にも登録されました。
「富士山は登る山ではなく見る山だ。」
という方もいらっしゃいますが、古くから修験者達に登られてきた霊山でもあります。
そして日本スピリチュアルの総本山でもあり、日本の守り神、さらに宇宙と繋がることのできる最大のパワースポット
などなど富士山は様々な面を持っております。
そして富士山に登られる方は多いですが、富士山は山頂を極めないと意味がないと思われている方もまた多いです。
しかし、それは誤解です。
山頂まで行かずとも十分素晴らしいパワーを得られるのです。
今回は富士山の側火山である宝永山を紹介させていただきましたが、宝永山は富士山とはまた異なった特徴がございます。
富士山は陰の属性を持つ山ですが、宝永山は陽の属性を持った山なのです。
世の中の物の性質は陰と陽の二つにわかれますが、陽エネルギーは
「明るさ、前向きな気持ち、やる気、活力」
などの行動や前向きさを引き出すエネルギーなのです。
宝永山はこのような陽エネルギーを増してくれるパワーを持っております。
これらを求めている方には特に向いていると言って良いでしょう。
そして上記で紹介させていただいたアーシングについて説明させていただきます。
アーシングとは体の一部(主に足)を地面につけ、大地のエネルギーを得て様々な効果を得よう、というもの。
シンプル・イズ・ザ・ベストという言葉はウェルネスの世界にも当てはまる。浜辺を裸足で歩くだけです。
地面といっても舗装路ではなく、
- 土
- 岩
- 砂
- 川
- 海
といった人間の手が入っていない自然そのものに触れなければ意味はございません。
コンクリートの上に裸足で立っても、コンクリートが大地のエネルギーを遮ってしまうので思うような効果は得られません。
地面の上に裸足で立つのは抵抗があるかもしれません。
ですが靴もまだ無い時代は裸足で野山や草原を私たち人類は駆け回っていたのです。
はじめは抵抗があるかもしれませんがすぐに肌で馴染むどこか懐かしい感覚を覚え、病みつきになるでしょう。
富士山で行うアーシングはあまり知られておりませんが、リカバリー・ヒール効果が抜群に優れております。
特にお伝えした富士山の森にはこの効果が高いので、訪れた場合はぜひ木々や土に触れてみてください。
注意点としては今回紹介したコースは気軽に挑めるものではありません。
登山経験があり、体力が無いと厳しいかと思います。
私は三時間ほどで周回できましたが、一般の方はこの倍はかかると思って臨んだほうが良いでしょう。
ただし、厳しいだけに得られるものも素晴らしいので挑戦してみる価値は十分あります。