今回は東京都あきる野市横沢にある真言宗豊山派の寺院、大悲願寺について解説いたします。
大悲願寺とは?
1191年に源頼朝の命を受けた平山季重が醍醐寺三宝院の僧を招いて開いたと伝えられる寺院です。
重要文化財に指定されており、本堂などは東京都指定文化財です。
東国花の寺百ヶ寺 東京10番 多摩新四国八十八ヶ所霊場 第59番札所でもあります。
本尊は大日如来。
参拝時間・拝観料
9~17時
拝観料は無料となります。
御朱印は?
御朱印は拝観時間内に本堂にていただけます。
東京あきる野市の大悲願寺に参拝に行きました
寺伝によると1191年、源頼朝の命を受けた武将平山季重が建立し、醍醐寺三宝院の澄秀僧正により開山されました。明治29年に長谷寺の末寺になりました
東国花の寺の一つで境内には白萩がいっぱい咲いていました #大悲願寺 #御朱印 pic.twitter.com/PcnKx3l4dF— ⛩️ようお詣りです (@burariikantou) September 21, 2022
アクセス
公共交通機関
武蔵増戸駅から徒歩で20分
マイカー
専用駐車場あり
境内の様子
山門
1895年(安政6年)に建てられた山門。
実物は写真で見る以上に大きいです。
観音堂
木造伝阿弥陀如来と千手観音・勢至菩薩が鎮座している観音堂
2006年に修復された彫刻も美しく、見応えがございます。
こちらの大木は御神木とは異なりますが、触れてみると非常に濃いエネルギーが伝わってまいりました。
かなりの樹齢のようですが、樹齢が長ければ長いほど吸収しているものが多くなります。
また、長く生きるには膨大な生命エネルギーが必要不可欠ですのでその見た目以上のエネルギーも宿しております。
そのエネルギーや得てきたものが触れた人の潜在能力を刺激し、開花へと至ることもあるとこちらの記事で解説させて頂きましたが
こちらの大木からは潜在能力に働きかける確かな力が感じられました。
参拝された際は必ず触れるようにしましょう。
ミニ遍路
そしてこちらの大悲願寺にはお遍路がございます。
遍路とは祈願のため四国における弘法大師修行の遺跡八十八か所の霊場をめぐり歩くことですが、実際のお遍路を辿るのは困難な方も多いので各札所のお砂を集め、それを踏むと、礼所巡りのご利益があるとされる「お砂踏み霊場」が各地に出来たのです。
お遍路は、一番札所から番号順に巡る「順打ち」と八十八番札所から逆に巡礼することを「逆打ち」がございます。
効果としては逆打ちの方が順打ち3回分のご利益があるとされておりますので、こちらのミニ遍路を辿る際も逆打ちがお勧めです。
ミニお遍路の順路は山道ではありますが、このように整備されており歩きやすいです。
高低差もあまりないのでスニーカーでも問題ないでしょう。
ちょっとした橋もございます。
取材寺は春(4月上旬)だったので新緑が芽吹き、草花も咲き始めておりました。
本堂
お遍路を辿っていくと本堂にたどり着きます。
1695年(元禄8年)建立のものとなります。
大悲願寺の評価
アクセスの良さ
雰囲気
自然の豊かさ
ご利益
大悲願寺の御本尊は大日如来でございます。
大日如来様と言えば密教の教主です。
仏様の最高位に君臨するお方であり、宇宙の実相を仏格化した根本仏でもあります。
像は宝冠をつけ結髪した 菩薩 ぼさつ 形に表され 曼荼羅では主座を占めます。
大日如来は宇宙に存在する万物を生み出す仏の中の王であり、宇宙に存在するすべてのものが原動力であり、その原動力からもたらされる圧倒的な成就がご利益となります。
大日如来が御本尊の神社・仏閣でも実際に訪れてみないとそのご利益の有無や強さは正確に感じ取れません。
しかし、この大悲願寺は今まで訪れた大日如来が御本尊の神社・仏閣の中でも上位に入るほどに大日如来の気が色濃い場所でした。
成就だけでなく、自然の力による浄化や開運といったご利益も期待できると思います。
訪れた際は、是非大日如来の真言である
アビラウンケンソワカ
を唱えましょう。
「阿毘羅吽欠」は、梵a,vi,ra,hūṃ,khaṃの音写で、地水火風空を表し、「蘇婆訶」は、梵svāhāの音写で、成就の意します。
それゆえにこの真言を唱えれば大日如来に伝わり、願望成就へと繋がりやすくなります。
総評