鳥居の正しい潜り方や鳥居に纏わるスピリチュアルエピソードについて

今回は神社でお馴染みの「鳥居」についてスピリチュアル的な観点から語らせていただきます。

鳥居とは何か?

発祥は今も定かになっておりませんが、神社などでよく見る鳥居というものは、神域と人間が住む俗界を区画するものであり、神域への入口を示すもの。

一種の「門」とされております。

材料は木材(檜・杉など)で造られた「木鳥居」、石で造られた「石鳥居」、銅板で全体を葺いた鳥居を「銅鳥居・金鳥居(かなどりい)」などです。

石造りの鳥居だと花崗岩で作られている事が多いです。

花崗岩は非常に風化しにくく、日本では古くから石材として使用されてきました。
そのため、石で作られた鳥居や城の石垣や石橋に用いられるほか良質なものは陶土として使用される事もございます。

鳥居は神の世界と人間世界を分ける境界であり、鳥居の内側は神聖な神域とされ良くないものを遠ざける結界が張られております。

たまに山中などで鳥居はあるのにその先に神社らしきものが何もないことがございます。

それはその山そのものが神の住む神域だということです。

元々日本の山には神が住んでいるとされており山岳信仰が盛んでした。

だからこそ、日本の山のふもとや山中には必ず神を祀る神社か神域であることを示す鳥居があるのです。

鳥居の正しい潜り方とは?

鳥居をしっかりとくぐるべき

鳥居は神聖な門です。

そのため、鳥居がない入り口から神社に入るのはお勧めできません。
参拝する際はちゃんと鳥居をくぐりぬけてから、お参りしましょう。

何を当然のことを、と思われたかもしれませんがしっかりと鳥居を潜って参拝されていない方は意外と多いです。

鳥居の前で一礼をするべき

神様への敬意や感謝の気持ちを込めて一礼をしましょう。

神社は無料で参拝できるところが多いですが、神社に踏み入るということは他人の家にあがらせてもらう事と同じです。

他人の家にお邪魔する時は

「お邪魔します。」の一言が礼儀ですが、それと同じように神社に入る前にも礼儀として一礼をしましょう。

また、神社を後にする際も鳥居の前で感謝の気持ちを込めてまた一礼をしましょう。

良くないものを持ち込まない

良くないものとは目に見えない、良くない気持ちや邪気のことです。

鳥居の内側は神様の住む神域です。

良くないものが入り込まないように結界が貼ってあるとお伝えしましたが、その結界も完璧ではございません。

だからこそ、良くないものを落とすための手水舎があるわけです。

ただ、これは手や口に含まれている良くない気や邪念を落とすためのものであり、内にある気までは落とし切ることはできません。

そこで神社を参拝される際は「ネガティブなことを考えないように」注意する必要がございます。

鳥居は自分で作り出すこともできる

もちろん、本物の鳥居ではありませんが神を呼び出したり、結界を作り出したい時に私はよく自分で鳥居を作り出しております。

例えばコックリさんです。

安定した台の上に「鳥居、男、女、五十音表」を記入した紙を置き、その紙の上に硬貨を置きコックリさんに導いてもらうというものですが、一時期大流行しましたよね。

かつては「遊び」として流行りましたが実は西洋の「テーブル・ターニング」というものを起源に持つ立派な降霊術にして占いの一種なのです。

そして鳥居を書くのはコックリさんという神を降臨するためです。

鳥居を書くのはなんて事のない普通の紙でも鳥居を書き、そこに神を呼び出せばそこは小さな神域となってしまうのです。

阿弥陀如来と鳥居に纏わるエピソード

阿弥陀如来は梵名の「アミターバ」は「無限の光をもつもの」「アミターユス」は「無限の寿命をもつもの」の意味です。

空間と時間の制約を受けない仏であることを示す一面を持っております。

私はかつて阿弥陀如来が気に入られた方のために阿弥陀如来直々の命で鳥居を作った事がございます。

特殊な霊札にその鳥居を書いたのですがこの霊札を始点として「神通(しんつう)」と言う道が作られていきました。

神通は阿弥陀如来の力を現世に送り込む、力の通り道のようなものです。

そしてその鳥居は無事機能し、その方に阿弥陀如来の素晴らしい力は届けられていきました。

天表春命と鳥居に纏わるエピソード

天表春命は日本神話に登場する神であり開拓、学問、技芸、裁縫、安産、婦女子の守護神として信仰されております。

東京都多摩市にある小野神社や長野県にある阿智神社などに祀られている事でも知られておりますね。

そしてその時は私ではなく天表春命ご本人が鳥居を精製してくださいました。

目に見えないスピリチュアルな鳥居ではありますが、私はありがたいことに天表春命がお作りになった鳥居を潜り抜ける資格を得たのです。

鳥居を潜った後、とある力を授かりました。

私のために鳥居を作って下さった理由は私の使命に感銘を受けたからだそうです。

私に授けてくださった力もその使命を全うするために役立つものとなります。

鳥居を通さなくても神であれば人間に力を授けることはできます。

しかし劣化させずにそのままの力を受け渡したい時や誰にも知られることなくその力を渡したい場合は鳥居が役立つのです。

ちなみに私の場合は前者の方でした。

最後に

鳥居を潜ると明らかに空気感が変わったことを感じ取った事がある方は多いでしょう。

それは決して気のせいではなく、神様の住む神域に入ったためです。

身が引き締まるような凜とした空気感は神社ならではのもの。

神様に失礼のないよう参拝できるよう、今回お伝えした鳥居に関する知識も頭の片隅にでも留めていただければ幸いです。

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