今回は降三世明王について解説させて頂きます
降三世明王とは?
降三世明王、および勝三世明王は、仏教における明王の一尊。
五大明王としては東方に配される阿閦如来の化身とされます。
人を踏みつけるその姿がインパクト大ですが、踏みつけられているのシヴァ神夫妻となります。
降三世明王が踏みつけているのは、蛇遣い座がさそり座(悪鬼羅刹天)の心臓を踏みつけ不動せしむる姿から継承されたもののようです。
事実、ヨーロッパ、ギリシャとインドは思想的にも造形美術的にも交流していた歴史がある。深い。 pic.twitter.com/HzirY3eQXm— いっきゅ ⌒ん 🍃 (@gir72_di_kyun) February 6, 2021
降三世明王のご利益とは?
降三世明王は過去・現在・未来の三世における三毒(むさぼり・怒り・無知)を抑え鎮める仏です。
そこからくるご利益は煩悩除去、怒りを抑える、悪魔退散となります。
特に怒りを抑える力が強い明王でございます(詳しくは後述いたします)
降三世明王のご真言
ご真言は
「オン・ソンバ・ニソンバ・ウン・バザラ・ウン・パッタ」
となります。
降三世明王を表わす種字です。
「ウン」と読みます。
真言は「オン・ソンバ・ニソンバ・ウン・バザラ・ウン・パッタ」となります。
煩悩除去、怒りを抑える、悪魔退散のご利益があるとされています。
— バビロンが黒幕 (@NAAFlNUQd3GvY4g) March 28, 2019
降三世明王とのスピリチュアルなエピソード
数年前、四国の霊場巡礼を行っていた時のことです。
いわゆる四国八十八ヶ所ですね。
四国八十八箇所を巡礼することを四国遍路、遍路といい、また四国八十八ヶ所霊場会では「四国巡礼」という
82番札所となる、青峰山根香寺に訪れた時のことです。
続いては82番札書 根香寺! pic.twitter.com/8B0XKPqGrw
— あらぼ〜@緑カービィ使い (@shibaarata) August 6, 2022
境内に入りますと、五大明王堂である降三世明王の他に不動明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五つが祀られておりました。
そして、妖怪のような牛鬼の像も御座いまして、これを例えるならば、沖縄にあるシーサーのような顔をしております。
この牛鬼は、昔、山中で人々を苦しめたとして、弓の名手、山田蔵人高清により討たれたと言われております。
その後、牛鬼は守り神として、この地を護るようになり、今では守護神としてここに祀られております。
退魔寺ですぐに頭に浮かんだのが、香川の根香寺の牛鬼。
ここはしっかり妖怪のエピソードがあり、とっても素敵な像もたってます。
牛鬼デザインの手ぬぐい買ったよ。 https://t.co/aO3Kr9WZvm pic.twitter.com/wGOkcKHXVA— ガンビー(多忙スパイラル) (@gunbee39) August 13, 2022
ここには寺名の由来となる樹齢1600年以上にもなる白猴欅(はっこうけやき)がございます。
この欅は、既に枯れているのですが、今でも不思議な香りを放っているそうで、そのことから寺名の根香寺(ねごろじ)となりました。
ちなみに、ここ香川県は「香りが流れる川」があるとして、香川県と言われている説があるようですね。
そしてここでの巡礼を終えて立ち去ろうとしたその瞬間です。
《巡礼者よ、旅を急ぐな。
ここでその怒りを浄化していけ》
突然、脳内に野太い声が響いてきたのです。
その声の主は降三世明王ご本人でして、私はその時の自分の心を見透かされたようでどきりとしておりました。
実は、その時私の心には怒りの炎が灯っていたのです。
怒りは基本的には遠ざけたい感情です。
プラスになる事もありますが、マイナスに働く事も多いものだからです。
しかしながらその時、巡礼中にとても良くない事に遭遇してしまったのです。
巡礼の途中、ひどく傷ついた犬の動物霊を見かけたのです。
ラブラドールレトリバーだったのですが、人懐っこいはずのラブラドールレトリバーが牙を剥き出しにして私に襲いかかってきました。
咄嗟の出来事でしたが、同じ犬の守護動物霊が私を守ってくれて事なきを得ました。
しかしどうしてもその犬が気になり事情を伺うことにしました。
するとこのラブラドールレトリーバーは元々は猟犬で非常に人間が大好きだったそうです。
ですが年老いて猟のお手伝いも難しくなった時、なんと飼い主から信じられない仕打ちをされたというのです。
いつものように山に連れて行かれるとなんと銃で足を打たれ、そのまま山中に放置されたというのです・・・!
年老いた猟犬を山中に捨ててしまう猟師がいることは耳にした事がありましたが、とても人間とは思えない行為に私は激しい怒りを覚えることになりました。
そのラブラドールレトリバーの傷と心は丁重にヒールしたおかげで人間に対する信頼も無事に取り戻せたのですが、私の怒りは収まらず、怒りを抱えながら巡礼を続けていたのです。
しかし、その怒りを降三世明王に見透かされた私は思わずその話を打ち明けました。
《お主の気持ちはよく理解できる。
だが、お主も良く知っているであろう因果応報を思い出せ。
良くないことをした人間には必ずそれ相応の報いを受けることになるのだ。
そしてお主はその犬を救った。
だからもう怒りを置いて次へと進むのだ》
その言葉を受けると不思議と私の心に宿っていた怒りの炎はスーッと抜けていき、爽やかな風が吹き抜けました。
このような感覚は長い占い師人生の中でも初めてのことで非常に驚いたことを覚えております。
強い怒りもあっという間に風化させてしまう降三世明王の実力を思い知らされました。
最後に
降三世明王からのアドバイスがいただきたい。
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私であればすぐにチャンリングをして、降三世明王とコンタクトを取る事が可能ですからね。
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