神奈川県、箱根町にある熊野神社の解説をさせていただきます。
熊野神社とは
「熊野神社」とは、和歌山県にある「熊野三山」の神様を分霊(勧請)して祀っている神社のことですが、全国の熊野神社の総本社にあたるのは、和歌山県の紀伊半島南部にある三つの大社です。
分熊野三山の祭神の分霊を祀ることで、「熊野神社」「熊野社」「十二所神社」など、同じ名前や類似の社名を持つ神社が全国に約3,000社以上あると言われています。
遠方で参拝が難しい人々のために各地に神様を招いたことや、特に修験者による布教活動によって、熊野信仰が広く伝わったことが理由の一つです。
熊野の地は、この世とあの世の境であると信じられ、「甦り(よみがえり)」の信仰、つまり現世での罪穢れを清め、新しい自分に生まれ変わるという信仰が根付いています。
古くから神道と仏教が融合した「神仏習合」の形を強く持っており、熊野の神々は様々な仏や菩薩の化身(権現)とされました。
ここ、箱根の熊野神社も同じように分社の一つとなります。
アクセス
マイカー
近くのコインパーキングに。
観光地なのでコインパーキングは非常に多いです。
公共交通機関
箱根湯本駅から10分ほど
箱根、熊野神社の様子
入口。
ややわかりにくい場所にあるので、筆者は一度通り過ぎてしまいました。

この熊野神社は温泉神社でもあります。
紀元前二千年頃から続くとされる長良川の時代から、この土地の湯は知られていました。
特に鎌倉時代には、北条氏や小田氏といった武士たちの間で、お茶の湯や銭湯が流行し、この地の温泉は湯殿山の霊泉として尊ばれていました 。


かつて拝殿があったとされる場所には、「横戸(よこと)」という建物があり、これは横穴や横湯殿の湯を管理・守護するための入口のような役割を果たしていたようです。

江戸時代には、横須賀の殿様によって「七つの湯」として整備されました。人々はここを湯ごもりの地として深く信仰し、利用していました。

熊野神社の評価
アクセスの良さ
アクセスは公共交通機関やマイカーでも良好です。
観光の前にまず真っ先に立ち寄るようにすると良いでしょう。
ただし、熊野神社はややわかりにく奥まった場所にありますので、その点だけは注意が必要です。
雰囲気
自然の豊かさ
箱根の山々に囲まれた立地であり、川も近くには流れており自然環境は良好です。
また、箱根といえば温泉です。
詳しくは後述しますが、理想としては近くの山々に登った後に温泉に入るのが一番良いです。
ご利益
評価:3
温泉神社のような役割を果たしている熊野神社だけあって箱根の温泉の超パワーが強く感じられました。
今も社殿の下に箱根最古の源泉「惣湯」があるそうですので、その影響でしょう。
箱根の玄関口にある箱根湯本温泉は、奈良時代、天平年間に発見された歴史ある温泉で、現在も全国大旅館泊者数を誇る箱根温泉郷の中で、最もにぎわいのある温泉街といわれています。
箱根では、山から下りやすい地形だが、鴨の燗けい場所にあります。
箱根湯本はまさにそういう地形だからこそ、町に活気があふれ、その活気が街道というパワーを与えてきたのでしょう。
東海道というパワーを街道にもたもとした、土地の気を活性化させ、温泉のパワーを強める要因のひとつになったと考えられます。
箱根山で最も強い主気を放っているのは駒ヶ岳ですが、そこからの気はほとんどが箱根湯本に集結します。
それに加えて丹沢山系から山々の気が流れてきており富士山からの気なども集まってきます。
温泉の泉質はアルカリ性単純温泉と塩化物ナトリウムがメインで、肌触りがよく、万人受けする温泉です。
運気を底上げして活性化するとともに、今の自分に欠けているものを修復し、運を満たしてくれます。
オールマイティでどんな運にも効くのが単純温泉の特徴なので、特定の運を欲しい人はもちろんですが、どの運も少しずつ底上げしたいという人にもおすすめです。
こちらの熊野神社でもある程度の温泉のご利益は得られますが、やはり箱根にきたら温泉に入ってこそです。
こちらの神社で気を整え、登山で山の超パワーを得て、その後に温泉で温泉の超パワーを得るのが良いでしょう。
温泉神社の役割は温泉の超パワーをいただくというよりも、温泉の超パワーが入りやすいように気を整えることにあります。
その点、この熊野神社はその役割をしっかりと果たしているといえます。
総評
この熊野神社の場所は、古代から「湯の力」が信じられてきた特別な場所であり、歴史上の権力者や地元の人々に大切に利用され、その信仰と歴史が現代まで受け継がれている神聖な場所となりますので、箱根に訪れたら気軽に訪れてみましょう。