今回は東京都北区にある赤羽八幡神社の解説をさせていただきます。
赤羽八幡神社とは
この神社は、境内の真下を東北・上越新幹線のトンネルが貫通しているという、日本で唯一の構造を持っています。
アクセス
公共交通機関
最寄り駅から徒歩圏内で、複数の路線が利用可能です。
JR各線「赤羽駅」から(徒歩約10分)
北改札口を出て西口方面へ進みます。
駅前のロータリーを右方向に進み、線路沿い(新幹線の高架沿い)を北へ直進すると、神社へと続く階段が見えてきます。
東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道「赤羽岩淵駅」から(徒歩約7分)
2番出口を出て、そのまま国道122号線を北(荒川方面)へ少し進みます。
最初の大きな交差点を左折して坂を登るルート、あるいは住宅街を抜けるルートがあります。
マイカー
神社は高台に位置しており、車で境内のすぐ近くまで行くことができます。
神社は師団坂(しだんざか)と呼ばれる坂の途中にあります。国道122号線から「赤羽台」方面へ入る形になります。
駐車場について
神社境内には、参拝者専用の駐車場(数台分)があります。
ただし、入り口の道幅が狭く、急な坂になっている箇所があるため、運転には注意が必要です。
行事がある日や週末は満車になることもあるため、その場合は赤羽駅周辺のコインパーキング(三井のリパーク赤羽台4丁目など)を利用することをお勧めします。
御朱印について
季節によって開所時間が異なりますので要注意。
詳細はこちらを
赤羽八幡神社…
境内の様子
この写真の鳥居の奥、石畳のすぐ先にコンクリートの高架橋が見えていますよね。
これがまさに東北・上越新幹線の高架です。
通常の神社であれば、参道は静寂に包まれた森や住宅街へと続くものですが、ここは現代の巨大インフラと歴史ある参道が極めて近い距離で共存しているのが最大の特徴です。
伝統的な鳥居という聖域への入り口のすぐ向こう側に、新幹線という現代文明の象徴が横切っているコントラストは、まさにこの神社を象徴する景色です。
階段を上がると正面に拝殿が現れます
正面には非常に細かく彫り込まれた龍の彫刻があり、その上部には鳳凰も見受けられます。これらは神域を守護し、開運や平穏を象徴する意匠です。
拝殿の特徴としては拝殿と本殿を一体化させたような重厚な造りになっており、江戸時代以降の神社建築の様式美を感じさせます。
彫刻の隙間や金具の部分をよく見ると、徳川家の家紋である三つ葉葵が施されています。赤羽八幡神社は徳川将軍家からも厚く信仰され、社殿の造営や寄進を受けていた歴史を物語っています。
このお社の御祭神は、学問の神様として有名な菅原道真公です。
したの写真の中央下部、賽銭箱の前に置かれている絵に注目してください。ここには、赤羽八幡神社のシンボル的存在でもある因幡の白兎が描かれています。
こちらは赤羽大火と古峯神社
大黒社
黄色い招き猫や、ふくよかな笑顔の大黒様、さらには小さなウサギやカエルの置物がたくさん集まっています。
撫牛
天神様のお使いとされる牛の像で 自分の体の悪い部分と、牛の同じ部分を交互に撫でると、病気が治ると信じられています。
高台にある境内からは、新幹線や埼京線の車両がトンネルに出入りする様子を間近で見下ろすことができ、鉄道ファンや家族連れに人気のフォトスポットでもあります。
神楽殿
建物の壁面に大きな白い掲示物がいくつも貼られていますよね。これこそが赤羽八幡神社の最大の特徴の一つである風水に関する解説や運勢表です。
雰囲気
赤羽八幡神社は、新幹線が駆け抜ける現代のエネルギーと江戸時代から続く重厚な歴史そしてウサギや猫、牛といった親しみやすい神様のお使いが、見事に融合した場所です。
取材時は晴天だったこともあり青空の下でこれらの要素が生き生きと共存し、参拝する人々にご利益だけでなく、不思議な安らぎとワクワク感を与えている様子が感じられました。
都会の喧騒の中にありながら、一歩足を踏み入れれば、そこは過去と未来、そして神様と人々が交差する、唯一無二の立体的な聖域と言えるでしょう。
自然の豊かさ
拝殿や末社の周囲には背の高い広葉樹や常緑樹が密に茂っています。
これにより、下の街や線路の喧騒から切り離された鎮守の森らしい静寂が守られてい流ように感じられました。
また、神社のすぐ近くには赤羽自然観察公園や荒川河川敷といった、北区内でも有数の自然スポットが広がっています。
神社でお参りをした後に、高台を下りて荒川の風を感じながら散策すると、赤羽という街が持つ水と緑と歴史の重なりをより深く味わうことができますよ。
ご利益
評価:3
赤羽八幡神社のご利益は、主祭神である「八幡様(応神天皇)」の武勇にあやかったものから、風水の教え、さらには土地の歴史に由来するものまで多岐にわたります。
・勝負運・開運
・運気上昇・方位除け
・良縁成就・子宝
・学業成就・知恵
・ 火災除け・厄除け
・交通安全(新幹線と立地)
総評
赤羽八幡神社は、何かを突破したい時にも、自分の立ち位置を整えたい時にも、あるいはただ静かに心を癒やしたい時にも、そのすべてを包み込んでくれる場所です。
今回の取材で得られたものは多く、それは上記のような多彩なご利益はもちろん、それ以外の要素も複雑に絡み合った結果ではと感じております。