今回は高尾山のコースの一つである「稲荷山コース」について紹介させて頂きます。
稲荷山コースとは?
高尾山公式によるとふもとから一番ハードなコースとなります。
ただ、山頂まで通じるコースの中では3.1kmと最短で行けるコースでもあります。
距離は短くても標高を一気に上げていくタイプの登山道となります。
一般的なコースタイムは上り90分、下り70分となっております。
稲荷山コースは空いている?混雑する?
稲荷山コースは比較的登山者数が多く、土日は多くの人が利用するコースでもあります。
特に混み合うゴールデンウィーク時や紅葉時期(12月下旬)は多くの人で混み合い、時には渋滞することもあります。
ただ、稲荷山コースは登山道の幅が比較的広い場所が多いので、渋滞するとしてもごく一部です。
おすすめなのはやはり平日の早朝の時間帯でしょう。
平日の早朝の時間帯であれば混雑を避けて快適に登る事ができます。
稲荷山コースはきつい?
一番ハードなコースとのことで、やはり一般の方はきついと感じる方が多いようです。
ただし、私の感覚では稲荷山コースよりも一番利用者の多い一号路の方が勾配がきついという印象です(※ただし、ケーブルカーを利用した場合は別)
稲荷山コースは急登はなく、ゆるやかな登りが続く印象でありきつい箇所もそれほどありません。
とはいえ、登山初心者の方や普段全く運動をされない方はオーバーペースにならないようにゆっくりと登る事をお勧めいたします。
稲荷山コースの紹介
右手に進むと一号路ですが稲荷山はこちらではありません。
ケーブルカー乗り場方面へと進みます。
稲荷山コース登山口
ケーブルカー乗り場の左手に伸びているのが稲荷山コースです。
まずは長い階段を登ることになります。
この階段は濡れていると(特に降りの時に)滑りやすいので注意が必要です。
すぐに稲荷山コースの名前の由来となった旭稲荷というお稲荷様が現れます。
ここで安全登山を祈りましょう。
稲荷山コースの特徴としては岩場や木の根が多いという点です。
非常に登りやすく、整備されてはいるのですがそれでも硬い岩場ですので転倒すると怪我につながることもございますので慣れていない方は慎重に。
稲荷山手前の分岐。
左が巻道となっており山頂を巻くことができます。
今回は巻かずにピークへと立つことにしました。
稲荷山山頂
稲荷山コース上のピーク、稲荷山の山頂です。山頂標識はありません。
かつては屋根のあった東屋ですが、今は屋根が撤去されてしまいました。
眺望は少しだけあります。
稲荷山から先も岩場と階段が連続して出てきます。
が、緩やかな登りであり、急登らしい急登は出てきません。
六号路との分岐
右手に進むと六号路に合流します。
あえてここで六号路に合流し山頂を目指すというのもありです(距離はあまり変わりません。)
上の標識を過ぎると山頂まではこちらの階段が続きます。
2021年〜2022年にかけて整備されたものです。
こちらのトレイルは水捌けが悪く雨が降るとすぐにぬかるみ、非常に滑りやすくなるので階段が整備されたのだと思われます。
山頂手前の急階段。
この階段が一番稲荷山コースできつく、長い階段となります。
山頂へ
上の階段を登り切ると山頂です、お疲れ様でした。
最後に
少しハードではありますが、非常によく整備されており歩きやすい登山道ですので自然のパワーをしっかりと吸収したい!!登山がしたい!!という方にはおすすめのコースです。
山頂まではこのような距離が表示された標識もありますので、GPSを持っていなくてもどれぐらい進んだかなどの距離感も掴みやすいです。
初めて高尾山を訪れた方は下山は関東最大級のパワースポットである「薬王院」を経由する一号路を使う事をお勧めいたしますよ。