今回は金剛夜叉明王について解説してまいります。
金剛夜叉明王とは?
五大明王のお一人にして密教における五大明王の1人もあります。
また、北方を守る守護神でも有名です。
古代インド神話から誕生した仏神で元々は人を襲っては喰らう恐るべき夜叉であり人々の畏怖の対象でした。
その強くインパクト大なお顔にその名のごりがございます。
ですが後に大日如来の威徳によって善に目覚め、仏教の守護神五大明王の一角を占める仏となりました。
金剛夜叉明王のご利益とは?
ご利益は
息災延命、悪魔降伏、鎮護国家、息災健康、怨敵退散などです。
金剛夜叉明王の何が優れているかというと「良くないものを取り除く」力でございます。
不浄なものを全て食い尽くし、過去・現在・未来の悪い欲を呑むことで取り除くとされております。
除霊などで最も効果的なのがこちらの「食べること、取り込むこと」とされております。
つまりは、取り付いている対象を自分に移せれば全ては解決するのです。
ですが良くないものを取り込むのは双刃の剣でもあります。
強い善の力や強力な霊力が無ければ、逆に取り込んだものに取り込まれてしまうこともあるからです。
ミイラ取りがミイラになってしまう、ということですね。
ですがもちろん、金剛夜叉明王には強い善の力がありますのでそのような轍は踏みません。
ただ取り込むだけではなく、圧倒的な善の力で悪を善に変えてもしまうのです。
体内で悪から善の変換が行える存在はそうそういらっしゃいません。
金剛夜叉明王の真言とは?
「オン・バザラ・ヤキシャ・ウン」。
金剛夜叉明王が祀られている寺院などでこの真言を3回繰り返し唱えると効果的とされております。
金剛夜叉明王とのエピソード
金剛夜叉明王には実は一度助けられたことがございます。
危ないところでしたが本当に間一髪のところで助けられたのです。
あれはとある土地に根付いた良くない地縛霊の除霊をおこなっていた時のことです。
地縛霊とは?
自分が死んだことを受け入れられなかったり、自分が死んだことを理解できなかったりして、死亡した時にいた土地や建物などから離れずにいるとされる霊のこと。 あるいは、その土地に特別な理由を有して宿っているとされる死霊
その地縛霊は自分が亡くなられたことは理解しておりました。
しかし、その土地に結界を張り、その土地のエネルギーを独り占めしようとしていたのです。
その土地とは有名な某パワースポットでして、通常ではそのようなことはもちろんできません。
ですがその地縛霊は強力な悪力を持っており、強引にそのような荒技を成し遂げることができたのです。
そのようなことをしてしまえばパワースポットのエネルギーは減少していき、徐々に訪れる人も少なくなってしまいます。
パワースポットは重要な人間のための資源。
利己的な目的で占有することは許されることではございません。
それを知った私は当初は説得を試みました。
ですがどうしても立ち退かない不屈の意志を見せたので、私も強制力を用いての退去を実行することにしました。
しかし人気のパワースポットを独り占めできるだけの地縛霊です。
あろうことか力で押し負け、あやうく取り憑かれそうになってしまいました。
今では考えられないことではありますが、当時は今よりはるかに実力不足であり、それなのに自信過剰でした。
当時の私は完全に井の中の蛙であり、世界を知らなかったのです。
この体験は良いお灸となりましたが、それも無傷で済んだからこそ。
後一歩のところで金剛夜叉明王が助けてくれなければどうなっていたことか・・・
金剛夜叉明王の仕事の手際は見事で、私があれだけ苦戦していた地縛霊をひょいと摘むと、あっという間に自分の中に取り込んでいったのです。
まさに赤子の手をひねるとはこのことだと素直に感じましたね。
そして変換もスムーズで数分ほどで全くの別霊となって金剛夜叉明王の中から飛び出してきたのです。
心を入れ替えた完全にクリーンとなったその霊は金剛夜叉明王に「守護霊」としての使命を与えられことなきを得ました。
最後に
金剛夜叉明王からのアドバイスがいただきたい。
金剛夜叉明王の力を借りたい、という方はこちらのチャネリング鑑定を受けてみてください。
私であればすぐにチャンリングをして、金剛夜叉明王とコンタクトを取る事が可能ですからね。
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