今回は神奈川県横浜市金沢区にある真言律宗の別格本山、称名寺の解説をいたします。
称名寺とは?
称名寺は、神奈川県横浜市金沢区金沢町にある真言律宗別格本山の寺院です。
アクセス
公共交通機関
京急金沢文庫駅 徒歩 12分 シーサイドライン海の公園南口駅 徒歩 10分
マイカー
専用駐車場なし
近くに有料のコインパーキングがあるのでそちらを利用しましょう。
称名寺市民の森近くの駐車場を一覧でご紹介。称名寺市民の森からの距離や、駐車料金、収容台数、車両制限、満空情報などを掲載。…
御朱印について
ぶらり御朱印散歩🚶♀️ 横浜市金沢区
称名寺②
北条氏一門の菩提寺
実時が邸宅内に設けた阿弥陀堂から始まったと言われています。 pic.twitter.com/19K8Z2j8t7— ゴンママ (@DwrwS7D6Bj5CxoO) May 23, 2025
称名寺の様子
仁王門
紅い反橋
巨大な阿宇ケ池
こちらの池には亀や鯉などが確認できました。
「鶴は千年、亀は万年」といわれるように長寿のシンボルでもありますが、スピリチュアル的には幸福のシンボルでもあります。
主に「平穏かつ健康な幸せ」を意味します。亀を飼育したり、頻繁に亀を目にする方は健康寿命が長く、穏やかなスローライフを送る傾向にあるそうです。
また、神社やお寺の池は「放生池」といいます。
こちらは生き物を殺すことを戒める儀式のために作られた池となります。
そんな池に鯉が放たれているのは生命力が強いとされる大変縁起の良い存在だから。
「登龍門」という言葉がありますが、実はこの言葉は龍ではなく鯉に関連深い言葉となります。
成功へといたる難しい関門を突破したことをいうことわざですが別名を鯉の滝登りといわれ、鯉幟という風習の元にもなっているものです。
なぜ鯉なのかというと、水の流れに逆らい滝登りができるほどのパワーと生命力に溢れているからです。
また、鯉は語呂も良くその言葉の裏には
「来い、恋、好意、高位」
などの良いメッセージも隠されており、実際に鯉は金銭面、恋愛面、健康面の福を招くとされております。
境内は国の史跡に指定されております。
金堂
藁葺き屋根が見事な釈迦堂
圧倒的な存在感を放つ欅の巨木
また、称名寺は桜の名所でもあります。
例年、3月下旬~4月中旬頃にかけてが、桜の見頃の時期となり、桜のシーズン中は境内一面がピンク色に染まります。
金沢区称名寺🌸
秋しか来た事がなかった称名寺
春の桜の季節も良きですね
#横浜市金沢区 pic.twitter.com/pUpZqpiYtD— さくらはやて🐈⬛🐈🌸 (@Japanrailway_s) March 30, 2025
境内はかなり広く、浄土式庭園が見ものです。
そして見逃せないのが称名寺市民の森です。
こちらは金沢山・稲荷山・日向山の3山からなる丘陵地をめぐる散策コースとなっております。
ハイキングコースは適度なアップダウンがありますが、激しい急登や急な下りはありませんので、一般の方でも十分楽しめるでしょう。
金沢山の山頂には朱塗りの八角堂があり、こちらも見どころの一つです。
称名寺の評価
アクセスの良さ
雰囲気
自然の豊かさ
ご利益
評価:3
本尊は弥勒菩薩
未来に下界に降(くだ)って仏となり、衆生(しゅじょう)を救うとされる菩薩です。
慈氏(じし)菩薩ともいい、 釈迦(しゃか)の滅後5億7600万年後(中国の伝承では56億7000万年後)に、釈迦の救いに漏れた人たちを救いにやってくるとされます。
ご利益は家内安全、厄除けなど。
弥勒菩薩が祀られている場所では弥勒菩薩の真言を唱えてみましょう。
真言は「おん まいたれいや そわか」です。
オンサンスクリット語で「帰依・帰命」となります。
「ナウマク・サマンダ・ボダナン(あまねく仏に帰依します)」の略称でもあります。
ちなみに弥勒菩薩とは生あるもの全てを救済する使命を持つ特別な菩薩のことです。
こちらの真言を唱えることご利益を実感できる可能性が高まります。
総評
