今回は東京都、あきる野市に位置する雨武主神社について解説いたします。
雨武主神社とは?
雨武主神社の創建年代等は不詳ながら、天正年間(1573-1592)に小田原北條家の家臣石川土佐守より社領の寄進を受けたといいます。江戸期には雨武主明神社と称し、雨間村の鎮守として祀られていました
あきる野市雨間の重要文化財でもあります。
アクセス
公共交通機関
JR青梅線拝島駅から「杏林大学」行バス「南雨間」下車徒歩約9分
秋川駅から徒歩約40分、または「京王八王子」行バス「秋留橋」下車徒歩約10分
マイカー
参拝者専用の駐車場有
雨武主神社や周辺の様子
秋川北岸の一鳥居
表参道
200段はあるといわれるこちらの長い階段。
本神社の最大の特徴にして魅力となります。
神社の階段にはさまざまな効果があるとされておりますが、本神社の神社から強く感じられたのは
「厄払い」の効果でございます。
神社には手水社や池、鎮守の森、動物など憑き物を祓うための仕掛けがあちこちにあります。
そして階段も実は厄を払うための仕掛けの一つです。
階段が何故?と疑問に感じたかもしれませんが、その秘密は「運動量」にあります。
長い階段を登ることは立派な運動になります。
私も修行に利用するぐらいの強度の高い運動なのです。
私のように駆け上らずとも、長い階段を登れば多少なりとも汗ばみます。
そしてこの「汗」が厄払いにとても効果的な素材なのです。
汗は浄化効果のある「塩」が混じっていることと、「流水」であることから高いデトックス効果があり、体内に巣食う良くないものを払ってくれるのです。
参拝者が拝殿付近に良くないものを持ち込まないように、いわば玄関前に置いてあるマットのような役割を果たしているということですね。
※ただし、神社参拝前は自分自身でも憑き物を落とすことは最低限のマナーの一つ。
神社にある階段や手水舎で清めればいいや、という考えはお控えください。
筆者取材時には、トレーニングで利用されている方も何名かいらっしゃいました。
階段トレーニングは筆者も取り入れておりますがかなり高強度なトレーニングの一つとなります。
下半身の筋力アップや心肺機能の向上、バランス感覚の改善など様々な効果が得られますが、本神社は途中から傾斜がきつくなり最後までダッシュで駆け上がることができませんでした。
修験者の私でもノンストップで駆け上がるのが不可能で息が上がるほどでしたので、トレーニングにはとても良いと言えます。
なお、こちらの階段は男坂とされており、巻道となる女坂も用意されておりますので、足腰があまり良くない、体力に自信がないという方は素直に女坂の利用をお勧めいたします。
濡れているとスリップしやすくなりますので、体力に自信がある方でも下りは女坂を利用するのが無難です。筆者も帰りは女坂を利用しました。
神楽殿
社殿
そしてこの社殿の裏にある踏み跡を登っていくと明神山というピークに到達します。
東進した秋川丘陵が加住北丘陵と呼ばれる地点から上戸吹にある山でTOKYO八王子名山の一座でもあります。
雨武主神社の評価
アクセスの良さ
雰囲気
自然の豊かさ
ご利益
評価: 4
ご祭神は天御中主命、速須佐之男命、品陀別命、大気都比売命
ご利益に関してはお伝えした厄払いの他に、愛情運、勝負運、金運などの開運効果も感じられました。
総評
