神社には魔物が棲む
そんな話を聞いたことはございませんか?
実は私は職業上、そして能力上の問題から神社で「魔物」と遭遇した例がいくつもございます。
今回はそんな神社に住む魔物について語らせていただきます。
荒廃した神社に住み着いていた人間を憎む合体霊
荒れ果てた神様のいなくなった神社に足を踏み入れた時のことです。
突然、巨大な黒い気が私の全身を包みました。
その気は私に対する明確な敵意や悪意に満ちており、思わず後退りしたことを覚えております。
そして神社の本堂から出てきたのが「合体霊」です。
合体霊とはいくつもの霊が融合した複合霊です。
動物の魂が融合した合体霊でして、人間への憎しみで溢れておりました。
その憎しみは例えば
飼い主に捨てられたぐらいでは到底ありえない巨大なものでした。
遺伝子レベルで人間が嫌いであり、生理的に受け付けない。
この世に人間などは必要ない。
そんな意思すらも感じ取ることができました。
何とか除霊に成功しましたが、何度か「押し負ける」と思うこともあり、今でもその時のことを思い返すと冷や汗が出てきます。
神社に住み着いた貧乏神との対峙
貧乏神とは取りついた人間やその家族を貧乏にする神のことです。
昔話の中だけに登場する架空の存在、と思い込んでいる方もいらっしゃるかと思いますが実はこの貧乏神は一般の方の目には見えないだけで存在しております。
私はこれまで数え切れないほどの方々を見てきましたが、「お金がなくて苦しい。」という方を見てみると貧乏神に取り憑かれていた、ということが少なくありません。
そして貧乏神は人だけでなく、場所や建物、神社にも取り付くことがあります。
神社は神様の住処ではあるので、もともとお住みの神様が追い払ってしまいそうですが、貧乏神にも個体差があります。
その神様よりも力が強ければ逆に元々住んでいた神様を追い出してそこに居座ってしまうことがあるのです。
これは稀な例ではありますが人気が少ない神社、荒れ果てて荒廃した廃神社で貧乏神を実際に見かけたことがございます。
その貧乏神は私をターゲットとして認め、襲いかかってきました。
ですがすぐに封印術で封じ込めことなきを得ました。
とある神社で人々を悪の道へと誘っていた破戒僧の霊
破戒僧とは守るべき戒律を破った僧のことです。
これは非常に稀な例ではありますが、霊となった後も改心せずに良くないことをしていた破戒僧の霊をとある神社で見かけたことがございます。
そのは破戒僧は何と訪れる参拝者に悪の教えを説き、心を惑わせ良くない道へと導こうとしていたのです。
誰の心にも実は悪が宿っております。
そもそも善の反対にあるのが「悪」です。
誰でも善の心を持っているように、その反対にある悪の心も持っているのです。
そして表裏一体となっている善悪は善の要素が強い人ほどきっかけ一つで悪の道に堕ちやすいとされております。
あなたの周囲にはなんのきっかけも無さそうなのに突然、人が変わってしまったという方はいませんか?
穏やかで優しい人だったのに突然、怒りっぽくなってしまった。
正直で誠実な人だったのに突然嘘ばかりをつくようになってしまった。
無遅刻無欠席が自慢だったのに突然遅刻を繰り返すようになってしまった。
などなど、これらの善から悪へと堕ちることを「闇堕ち」というのですが、その闇堕ちには良くない霊がバックにいることが少なくありません。
私が目撃した破戒僧は人々の心にある悪を大きくしたり、悪の魅力を潜在意識に吹聴したりといった布教活動をしておりました。
ただ、その破戒僧の悪心が大きかったこともあり、その心をすぐに反転させて改心に成功しました。
参拝者の良心を破壊していた悪質な破壊神
上の破戒僧と似た存在として参拝者の良心を破壊していた破壊神もいました。
破壊神とは宗教における破壊、滅亡を司る神格がいますがとある神社にいた破壊神は人々の良心を破壊し、人格を良くない方向に変えてしまう悪質な破壊神でした。
良心が破壊されるとブレーキが効かなくなり、人の心を傷つけるようなひどい発言や良くない行動ができるようになってしまいます。
誰でも「思考」だけであれば良くないことを考えたり思ったりしているものです。
例えば人の持つ身体的特徴への悪口などですね。
良くない思考でも実際に言葉として出さなければ誰も傷つけることはありません。
喉元まで出掛かっていても結局口にはできなかったという経験があなたにもあるのではないでしょうか?
それはあなたの良心がストッパーになってくれたからです。
ですがその良心が破壊されると、人を傷つけるような良くない思考が実際に言葉となって出てしまいます。
「最近、ちょっと太ったんじゃない?」
などですね。
破壊神はその破壊活動を楽しんで行っており、改善の余地なしと判断した私は封印という形で対処しました。
神は神でもこのような人間に害をなす良くない神も存在しているのです。
神社での魔物との遭遇を避けるために必要なこと
逢魔が時の参拝は避けるべし
夕方以降は魔物が出るので避けるべし
などと一般には言われておりますが、実は時間帯以上に大切なことがございます。(ちなみにおすすめの時間帯は早朝ですね)
それは神様が神社にいるかいないか、です。
神様というのはその神社にもともと住んでいた良い神様となります。
もともと住んでいた神様が何らかの事情でその神社を去ってしまうと、魔物を神域内に入り込ませないための結界の効力も失われますので良くない霊の住処になってしまうことがあるのです。
また、お伝えしたように神様が去る気がなくても良くない霊や神に追い出されるというケースもあります。
ちなみに神様がいない神社の特徴に関してはこちらの記事をご覧ください。
最後に
ただし、神様がいる神社といない神社の見分け方は素人の方では難しいのが正直なところです。
特徴に当てはまっていても神様がいる神社も多いからです。
そこで近所にある神社や出先でたまたま見かけた神社が気になったという場合はその神社の名称と神社のお写真を(できれば)添えてご相談ください。
リーディングは非常に得意ですのでその神社に神が住んでいるか、また魔物はいないかの見極めをして参ります。